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第24話 5月2日 初めての「一人で出ちゃった夜」と、朝まで離れなかった手

Autor: ちばぢぃ
last update Última actualización: 2025-12-12 20:00:31

おばあちゃんが寝静まってから、もう二時間近く経っていた。

部屋の明かりは消して、窓から差す街灯の淡い光だけが、

颯音の寝顔をぼんやりと照らしている。

颯音は今日も疲れていた。

学校復帰してまだ二日目。

授業に追いつくために放課後も図書室に残り、

帰宅後はおばあちゃんのリハビリを手伝って、

夕飯の支度もほとんど一人でこなした。

だから今は、俺の腕の中で小さく寝息を立てて、

長い睫毛をぴくぴくさせながら、ぐっすりと眠っている。

俺はまだ眠れない。

理由は、はっきりしていた。

今日の体育の授業。

颯音が白い体操服で走る姿。

汗でシャツが背中に張り付いて、

肩甲骨のラインが浮き出た瞬間。

俺はそれを見てから、ずっと疼いていた。

布団の中で、そっと手を滑らせる。

もう完全に皮は剥けるようになっていて、

先端は敏感に空気に触れるだけでびくんと跳ねる。

根元にはまだ数本の薄い毛が生えていて、

指に絡む感触がたまらなく恥ずかしくて、興奮する。

颯音の寝顔を見ながら、ゆっくりと手を動かした。

「颯音……颯音……」って心の中で何度も呼ぶ。

腰が勝手に浮いて、息が荒くなる。

もう限界だった。

びくびくっと体が跳ねて、白い熱が腹と布団の上に飛び散った。

量はまだ多くないけど、確実に増えてきている。

息を荒げながら、指に絡んだそれを眺めて、

また颯音の唇に塗る妄想をしてしまう。

そのとき、颯音が小さく寝返りを打った。

颯音「……蓮……?」

寝ぼけ眼で俺を見上げて、すぐに異変に気づいた。

颯音「……あ……蓮、また……一人で……?」

俺は真っ赤になって、布団を頭まで被った。

蓮「……ごめん……起こすつもりじゃなかった……」

颯音が布団に潜り込んできて、俺の腹に付いた白
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